アリガトウ
『フィクションでもノンフィクションでも…』始めますφ(..)
「手術の時、もしかしたら待合室に居た?」
兄さんがタバコに火を付けて煙を吐き出した後ワタシは聞いた
「あぁ…うん。
家に行ったらこれから手術だけど来るなって言われたってお母さんが言ってたからなぁ。お前、変な女だなぁ。普通 誰か来てって言うだろ。
一応代わり行って、なんかあったら連絡するからって。」
「んで。お母さんに何か言ったの?」
「いや。無事に終わりましたって電話したけど…」
あの事は言ってないらしい。母にはもう心配をかけたくなかった。
何も言わなかったのはありがたかった。
「クリスマスなのに。迷惑かけてごめんなさい」
ワタシが「サンタクロースになって」なんて言ったから兄さんを巻き込んでしまった。
でも…兄さんしか思いつかなかった。
少し沈黙が続いた後
「今お前が言う言葉はごめんなさいじゃなくて、ありがとうだろ。」
ワタシは素直に
「ありがとう…」
と言った。
「ございますが抜けてる」
少しむかついた
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