ムクイ

C−CA

2010年06月18日 07:25

『フィクションでもノンフィクションでも…』始めますφ(..)


日々何かを得ながら、何かを失い過ぎていったように思う。


息子の3才の誕生日が過ぎて、また1年が終わろうかという寒い日に、ママさんに楽屋にくるように言われた。

ママさんと二人きりで話をする事があまり無いので緊張した

「カオルは学生時代はよく補導されたり、父兄呼び出しをされたりしていたらしいね。」

いきなり何を言うのだろ…
戸惑っていると、ママは話を続けた。

「カオルを紹介してくれた方が気を付けなさいと言っていたけど、私はそんな事は無いと思っていたよ…」

「出しなさい」


本当にママは何を言ってるのだろう。

「可哀想だと思って、色々やってあげたのに恩を仇で返されるとはこの事だね!この鞄から取った5万円の封筒。今出せば、この事は忘れてあげるから出しなさい!」

ワタシはただ黙っているしかなかった。

報いというやつなのだろうか…
レッテルはいつまでも剥がされる事はない

2日後、5万円の入った封筒はママの自宅の座布団の下で発見されたらしい。

ワタシは踊る事も歌う事もできなくなり、スナックのバイトに戻った。

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