ミズヨリコイモノ
『フィクションでもノンフィクションでも…』始めますφ(..)
兄さんは毎日来た。
あの日から、1日も空けず。
ワタシは、親や兄弟にお願いして帰ってもらうよう伝えた。
初めはただのケンカだと思っていた母も、そのうち怪訝に思ってきたようだ。
迷った挙句、兄さんのお母さんがワタシ達の交際に反対している事を説明したら、それなら逢わない方がお互いの為だろうと、母から兄さんに話をする事になった。
ワタシが仕事に出ている時間に母は兄さんを呼び出し、話をした。
貴方は長男で初婚だし、カオルには男の子が居る。
産みの親より育ての親という言葉は有るが、血は水より濃いというのが実際に子供を育てたら解る。他人の子供を育てるのは並大抵の気持ちでは出来ない。貴方の為に、カオルとの事は諦めて、相応しい人を探してほしい。
と…
ワタシが仕事から戻ると、母が大きなため息をついた。
「あの男の人を説得するのは、お母さんでは無理だ!」
そして思い出したように笑いながら、
「俺の為を思うなら、お母さんの方が諦めてください。結婚がダメならしなくていい。俺が側に居たいだけです。…って。カオルどうする?アンタ諦めて会ってあげたら」
血が水より濃いなら、血よりも濃いものを作ると…
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