ノウテンキ

『ﾌｨｸｼｮﾝでもﾉﾝﾌｨｸｼｮﾝでも…』始めますφ(..)


晴れてしまった

あまりにもｼﾂｺｲので、子供をﾀﾞｼに断ろうと思ったら、息子も連れて動物園に行く事になるとは…


子連れのﾃﾞｰﾄだなんて…
きっと兄さんとは今回限りのﾃﾞｰﾄだろう。




なんとか待ち合わせの時間には間に合ったようだ。
でも、兄さんはすでに待っていたようで、ﾜﾀｼがﾊﾞｯｸﾐﾗｰで見えたのか、ﾄﾞｱを開けに降りた。


車に乗り込むと、息子は兄さんをﾁﾗっと見た。人見知りしているようだ。

兄さんはﾜﾀｼがｷﾞﾀｷﾞﾀに切った息子の虎刈り頭をｸｼｬｯと撫でた。
息子が少し下を向いた。


北部に位置する動物園までは、他愛も無い会話を続けた。


動物園に着くと、車から降ろした息子はﾜﾀｼに手を伸ばして抱っこをせがんだ。
それを見た兄さんは、息子を後ろから捕まえて文字通り『小脇に抱えた』持ち方をした。

息子はﾜﾀｼに手を伸ばしたまま、ﾊﾞﾀﾊﾞﾀしてるが、顔が笑っていた。



動物園からの帰り道、助手席のｼｰﾄを倒し、ﾜﾀｼは眠った。
久しぶりに息子を抱きしめて、ぐっすり眠った。