ノウテンキ

『ﾌｨｸｼｮﾝでもﾉﾝﾌｨｸｼｮﾝでも…』始めますφ(..)


生暖かい風が吹いてきて、雨の匂いがした
もうじき雨が降り出しそうだ

「お前が幸せって思える事はどんな時か？」

そう言われれば、考えた事がない…
なんか、「幸せにして」って言うと大概の男の人は「はい」って言うのが当たり前の確認のように思っていた。

山と言えば海…みたいな合言葉ぐらいに。


「温かいご飯が食べられて幸せだと感じる人は、温かいご飯が必要な人だろ。生きていて幸せだと思う人は、死にかけた人だろうな。意味が解るか？」


まぁ。言っている意味ぐらい解る。


ﾜﾀｼが兄さんを必要としたのは確かだ。

「お前が俺を必要とする限りは側に居るから、必要で無くなれば自分で離れていけ。幸せになるのか、どうかはお前が幸せになりたいかなりたくないかだ」


「俺はお前達が居れば幸せになれる。」


幸せって人にお願いできる事ではなかったんだ…